~ブルーカラー日記~

【育休中の一児のパパ ミソペンが、だいたいパパさん向けに発信してる育児ブログ】

妻の外回転術。泣いてばっかりの夫の拙いレポ。

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外回転術、成功でした。

私の妻の話。

 

 

私の妻は7つ年上の姉さん女房です。

 

妻は初産

そして高齢出産という事になります。

 

 

努力の甲斐あって

 

めでたく授かった初めての命に

夫婦二人とも

幸せをかみしめて

ここまでやってきました。

 

 

しかし

この記事を読んでいる方はもうお分かりだろうと思いますが

お腹の赤ちゃんは逆子でした。

 

妻は36周の現在に至るまで

逆子が戻らず

「外回転術」に挑戦することになりました。

 

  

結果は

成功に終わり

妻の出産に向けての

大きなリスクはひとつ減りました。

 

これは

外回転術を選択して良かったな

と感じている事例です。

 

 

今はひとまず

ほっとしています☆

 

 

あくまで夫の目線で書いています。

参考になれば良いのですが…。

 

 

 逆子に抱いてるイメージ

外回転術

聞いたことありませんでした。

 

それ以前に「逆子」って

よく聞くけど、何かいけないんだろうか?

 

妻は羊水の量が少し多めだったらしく

お腹の赤ちゃん元気ですよー

と言われながら、クルクルとよく回っていたので

まだ回るかもしれない…様子を見よう

との考えからずばり逆子だと判定するまでに日数を要したわけです。

 

当初の私は

まぁよく聞くし(イメージでしかない。)

きっと大丈夫なんだろう。

お医者さんがなんか上手くやってくれるんだろうな。 

 

ぐらいに受け止めていましたが

実際はそんな簡単な話ではありませんでした。

 

 

 最近は「逆子」のままじゃ産まない

 

先生から

 

逆子のまま出産する病院は

現在は減ってきている。

 

 逆子のままの出産は

胎児と母体両方へのリスクが高く

 危険である。

 という説明を受けました。

 

意外な印象でした。

なんとなくよく聞くし

逆子のまんまでも割と普通に産んだりするんだろう

と思っていたのはもう昔の話で、危険であるということすら解ってませんでした。

 

妻は

羊水の量が多く

自然にひっくり返る

可能性も十分ある

と説明を受けたので希望はありました。

 

 

いつひっくり返るか

毎日二人で心配し

 

大きな胎動を感じた時は

「そのままひっくり返っちゃいなー☆」

と声をかけ

 

 

苦しそうに逆子体操を

寝る前に必ず行っている妻の姿

 

お腹の子の位置の具合で

傷みがあるらしく

 

必ず2,3時間おきに

目が覚めている

妻の姿を見てきましたが

 

結果的には手術の日までひっくり返りませんでした。

 

その頃はまぁなんというか

夫として気持ちに寄り添ってあげることは出来ても

直接出来ることは何もなく、当然傷みも変わってやれないので

 無力感はありました。

 

やんわり同僚に話をしてみても、「早めに治さなきゃなー」

みたいな的外れなアドバイスもらうだけで何の参考にもならず…。

ただなんとなく共感してほしかっただけなんですけど逆にイライラしただけでした。

 

医師の話では

始めから帝王切開と決めてしまう選択肢もあるが

当院としては普通分娩が総合的に見ればリスクが少ないと考える。

 

ということだったので

妻と話し合った結果

帝王切開ではなく、外回転術を希望することにしました。

 

 

外回転術の説明

外回転術は

その名のとおり

 

外から力を加えて

赤ちゃんの体を回転させる

というもので

 

つまり

医師の「手」で外からお腹を押して回転させる

ということでした。

 

え?本当に??手で押すの??

ってのが正直な感想です。 

 

話し合った後に

お願いしますとは言ったものの…

説明されたリスクについての不安を飲み込めたわけではありません。

 

私たちが受けた説明では

今回の外回転術を行うには

同時に緊急帝王切開の準備もしてから行う

とのことでした。

 

つまり

 

へその緒が赤ちゃんの首に巻き付いたり

何らかの原因で呼吸困難に陥ったり

万が一赤ちゃんに何か起こったら

そのまま即出産になる可能性もあるということです。

 

 

万が一に備えて

 家族(つまり私)がいる日でなければ行えない。

私が体を空けられる日に合わせて手術日を決める。

 

その説明を受けた段階で、改めて事の重大さが押し寄せてきます。

 

 

外回転術で逆子が治る確率は

およそ3割から6割だそうです。

 

しかし6割なのは経産婦の話で、初産だと確率は低くなるし

年齢と共に子宮も固くなるのでウチの場合は6割は望めない。

という状況でした。

 

 

 リスクの説明

もしかしたら

ひっくり返るかもしれない。

 

もしかしたら

ひっくり返らないかもしれない。

 

ひっくり返っても、出産までにまた戻ってしまうかもしれない。

 

もしかしたら

その日に生まれるかもしれない。

 

万が一には

その日に死んでしまうかもしれない。

 

 

 

それに加えて

手術の当日改めて

 

外回転術のリスク

帝王切開のリスク

麻酔のリスク

輸血のリスク

の説明を受ける。

 

どれも最悪のケースは…という意味合いで

説明しているんだろうけど

 

 

「もしも」が多すぎる。

 

でも

私には何も出来ない。

 

本当に何も出来ない。

 

悔しさで

説明を聞いているうちに

 

泣いてしまいそうになった。

 

 妻はいつも通りの表情で聞いているので

その場ではなんとかバレないように堪えた。

 

 

 

でも病室に入り二人きりになって

 

妻が寝てしまって

 

一人になったときに

 泣いてしまった。

 

不安でしょうがなかった。

涙が全然止まらなかった。

 

頼りない夫なのかもしれない。

私が泣いてどうするんだと思ったけど

我慢できなかった。

 

 

一人にしなければいけないのが

辛かった。

 

 外回転術終了

処置自体は

15分程度で終わりました。

 

妻が処置室に入ってから処置が始めるまでのタイムラグがあったはずですが

それでも、トータル20~30分で終わったみたいです。

 

処置室の前のベンチで待っていたんですけど

もうその時の心境は全然覚えてません。

 

助産師の方が

「今ひっくり返った」

と伝えに来ましたが

 

その時は何も考えられず

ただ言われるがままに

 

タオルと骨盤ベルトを持っていきました。

 

 

処置室に入り

妻の笑っている顔を

見れた時

 

我慢が出来ませんでした。

 

たった15分離れていただけなのに

涙が止まりませんでした。

 

嬉しかった。

無事でよかった。

 

 

あぁ

これが家族なんだな

と思いました。

 

何があっても

家族を優先しよう

と思いました。

 

私には

かけがえのない

存在が

今ふたりいることを

痛感しました。

 

 

手術を終えて妻は、痛みはあったけど

耐えきれないほどではなかった。と言ってました。

(種類は違うけど、普段の生理痛の方が痛かった…とのことだそうです。)

 

それよりも

きっと先生の方が疲れている

といって笑っていました。

 

先生も

やりきったという顔をして

笑っていました。

 

 

ずっと泣いてるの、私だけでした…w

 

 

 

今は

外回転術を希望して

良かったと感じています。

 

 

 

 

あとは

 

出産まで

無事でいてくれますように

 

出産してからも

無事でいてくれますように

 

 

 

まだ出会っていない

あなたの健康を

両親は心から願っています。

 

そして

あなたと

妻の健康を

私は心から願っています。

 

父より

そして

夫より。

 

 

 

追記:無事に女の子産まれました!ありがとうございます!!

www.misozipentax.xyz

 

今振り返ってみても、その頃は初めての妊娠・出産で分からないことだらけの中

妻は夫の私からは想像出来ない程の不安と毎日戦っていたんだろうなと思います。

 

私には普段から胎動を感じることが出来ないので

「お腹の子が元気がないかもしれない」「しばらく動いていない気がする」

と妻が心配しているときに、言葉で気遣ったり一緒に胎動を待ったりはしてあげられてましたが、実際には妻にしか分からない事も多かったので、もどかしさを感じる事もありました。

 

 

それに実は家で一緒に心音を聞く選択肢もあったんですね。

 

あの時にウチにもこんなのがあれば、もう少し妻の不安も和らいだかもしれません。

 

ご参考までにどうぞ。

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 追記:最後に

このブログを最後までお読みになられた方は

おそらく外回転術を行う可能性のあるご本人か、そのご家族・関係者の方だと思います。

 

今、出産を間近に控えられて

不安を一つでも消し去りたい!というお気持ちであることはお察しします。

私たち夫婦もそうだったので。

 

私たち夫婦の場合は、成功に終わり無事出産にも至ることが出来ました。

(現在娘は2か月です)

 

…が、私は医療従事者ではありませんし、施術を受けた当事者でもありません。

ですので、上手く参考になる表現が出来ていませんが

たまたまウチの場合は成功しただけであって、外回転術を絶対受けた方がいい!という意図では書いてません。

 

外回転術を選ばず帝王切開を選ぶことも正しい選択肢ですし、ご夫婦の納得のいく方法で出産が出来るのが理想だと思います。

 

妊娠中は体にも生活にも色んな変化が起きて、不安定な日々をお過ごしだと思います。

旦那様はぜひ可能な限りのサポートをしてあげて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

是非、元気な赤ちゃんが無事に生まれてきますように!